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第28回 AIDS文化フォーラム in 横浜

ともに生きる つながりの参加者になる

8月6日(金曜日)から8日(日曜日)オンライン開催

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報道資料 第28回 AIDS文化フォーラム in 横浜 ともに生きる つながりの
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【第28回AIDS文化フォーラム in 横浜 開催概要】

テーマ
ともに生きる つながりの参加者になる
期 間
2021年8月6日(金曜日)から8日(日曜日)3日間
午前10時から午後6時(最終日は16時まで)
開催場所
オンライン(Zoomウェビナー、YouTube配信)
参 加
自由/無料
主 催
AIDS文化フォーラムin横浜組織委員会
組織委員長:横浜YMCA 総主事 佐竹 博
社会福祉法人 横浜いのちの電話
カトリック横浜教区
ワイズメンズクラブ国際協会東日本区湘南・沖縄部
公益財団法人 横浜YMCA
共 催
神奈川県
後 援
横浜市健康福祉局、川崎市、相模原市、横須賀市、藤沢市、
横浜商工会議所、神奈川県教育委員会、公益財団法人エイズ予防財団
協賛寄付
ワイズメンズクラブ国際協会東日本区
ヴィーブヘルスケア株式会社、ジェクス株式会社
ヤンセンファーマ株式会社
助成金
公益財団法人エイズ予防財団(令和3年度エイズ予防財団助成事業)
事務局
公益財団法人 横浜YMCA
〒231-8458 横浜市中区常盤町1-7
Tel 045-662-3721
Fax 045-651-0169
E-mail abf@yokohamaymca.org
https://abf-yokohama.org/

組織委員会

神奈川県内でエイズに関わる課題に取り組む、民間団体の代表者で構成され、「AIDS文化フォーラムin横浜」を主催し、その社会的な責任を負います。

 

【参考資料】(添付)

国内におけるエイズ患者とHIV感染者数のうち、2019年に新たに判明したHIV感染者の報告数は903件、新規エイズ患者は333件で、合わせた新規報告数は1,236件となりました。2019年度末の累積報告件数は、HIV感染者21,739件、エイズ患者9,646件で、計31,385件となりました。年齢では、HIV感染者新規報告は20歳代と30歳代が多く、AIDS患者新規報告は40歳代が最も多く見られます。全国的にみても神奈川県の割合は高く、HIV感染者は、東京都、大阪府、愛知県に次いで4番目に、エイズ患者は、東京都、大阪府、愛知県、福岡県に次いで5番目に多くなっています。(添付資料参照)

 

こうした状況の中、市民の立場からエイズについて幅広い視点から考える「AIDS文化フォーラムin横浜」(同組織委員会主催、神奈川県共催、横浜市健康福祉局、川崎市、相模原市、横須賀市、藤沢市、横浜商工会議所、神奈川県教育委員会、公益財団法人エイズ予防財団後援、横浜YMCA事務局)は、第28回目を迎え、8月6日(金曜日)から8日(日曜日)の3日間において、コロナウイルス禍にあるため、オンライン(Zoomウェビナー)にて開催することになりました。

 

このフォーラムは、1994年に横浜で第10回国際エイズ会議が開かれたのをきっかけに、「市民に開かれた会議を市民の手で」を基本コンセプトとして、横浜商工会議所、青年会議所、横浜YWCA、横浜YMCAなどの民間団体による組織委員会が主催者となり、第1回フォーラムを神奈川県の共催、横浜市などの後援により開催しました。以降、毎年8月に開催しています。 昨年の第27回のフォーラムには、高校生や大学生、学校教師、医療関係者など延べ4,076人が全国からオンラインで参加し「リアルにふれる一人ひとり大切なことを探してみよう」をテーマに、あなたにとっての大切なことを共に考えようと開催されました。

 

毎年、エイズにおける教育や予防、治療や支援の現場、感染者や患者の当事者など幅広い領域からの情報を得ることのできる貴重な機会として、全国から多くの教育関係者、医療関係者、市民活動ボランティアなどが参加しています。

 

ともに生きる つながりの参加者になる

エイズ(後天性免疫不全症候群 Acquired Immune Deficiency Syndrome; AIDS)は、1981年に世界で初めての症例が報告され、わずか10年程度で感染者は世界中に100万人にまで広がりました。薬剤の研究開発が進み、先進国ではHIVに感染してもエイズの発症を抑えることができるようになり、感染者・患者を取り巻く環境も変化してきました。一方で、感染者が減少しない状況やHIVを抱えて生きるための環境整備など、新たな課題が出ています。

 

第28回目を迎えた今年のフォーラムでは、「ともに生きる つながりの参加者になる」というテーマを掲げています。
新型コロナ感染症の影響を受け、社会が大きく変化する中で、私たちの日常生活やコミュニケーションの方法、つながり方も変化しています。AIDS文化フォーラムは、長く「ともに生きる」をテーマにしてさまざまな人たちとの交流、ふれあいを通して気づきと学びを重ねてきました。今回あらためて新しいつながりを模索し、一人ひとりが「ともに生きる」つながりの参加者であることを伝えるフォーラムとします。

 

全国・海外とオンラインでつながる

新型コロナウイルス禍にあっても、人と人との一期一会の出会いを大切にハイブリッドで開催できないか開催の方法についての検討を重ねてきましたが、昨今の感染拡大状況を受けて、昨年に引き続きオンライン開催することになりました。どこにいてもつながれるというオンラインならではの利点を生かして海外とつながるプログラムも予定されています。参加希望者には、AIDS文化フォーラムin横浜のホームページ・オンラインフォームにてオンライン登録の受付をしていただきます。オンライン(Zoomウェビナー)での参加となります。プログラムによっては、YouTubeを利用しての視聴も行います。

 

オープニングでは、感染症に振り回される日本を共に考える

8月6日(金曜日)午前10時からのオープニングトークセッションでは、「情報による社会の分断 当事者・支援者・伝える人・受け取る人」をテーマとして共に考える機会とします。新型コロナウイルスがまん延する今、HIVの当事者、HIV/AIDSの初期から取り組む支援者、伝える人だから語れることを検証します。
川田龍平さん(参議院議員、薬害エイズ原告)、下村健一さん(情報スタビライザー)、矢永由里子さん(臨床心理士)、岩室紳也さん(HIV/AIDS啓発医師)がそれぞれの立場から語り考えていきます。

 

トークセッション「宗教とAIDS」つながる手段としての宗教

8月7日(土曜日)13時からは、「宗教とAIDS つながる手段としての宗教」をテーマに、太古の昔から宗教がつながる手段である一方で、宗教間の争いが絶えない事実を踏まえ、多様なつながりの参加者となるためには、いま、宗教から何を学べばいいかを考えます。イグナシオ・マルティネスさん(カトリック教会司祭)、高村敏浩さん(日本福音ルーテル三鷹教会牧師)、織部佳積さん(日本HIV情報センター)、古川潤哉さん(僧侶)、岩室紳也さん(運営委員)がそれぞれの立場や経験から共に考えます。

 

講演会 水谷修さんに聞く、若者たちの今

『夜回り先生』の著者として知られる水谷修氏は、このフォーラムで毎年、若者たちをとりまく実態と若者たちの意識について講演を続けています。毎年、若者がもっと聞きたかったと好評の講座となっています。8月8日(日曜日)午後1時からは、「水谷修さんと考える、コロナ禍の依存症」をテーマにトークセッションが開催されます。新型コロナウイルス対策としてステイホームが叫ばれて2年、人と人とのつながりが希薄化し自殺が増え続ける現状を踏まえ、依存症の世界が直面している困難な現状について水谷修さんと五十畑勇さん(本牧ダルク)とともに考えます。

 

Webで22講座、活動紹介5団体が参加

フォーラムでは、オンラインで22の講座・発表が行われます。「ブームではおわらせない、性教育の本を書きました!」、「タイ・エイズ孤児ケアセンター ハッピーホームのその後」など性教育や海外での活動に関するものの他、エイズを通して、差別や偏見、多様性について考え、「ともに生きる」ためにはどうしたらよいかを考える機会とします。
活動紹介団体は5団体あり、カトリックHIV/AIDSデスクやYMCA ACTなどが参加し紹介を行います。

 

京都、陸前高田、佐賀、名古屋に広がったAIDS文化フォーラム

1994年に横浜ではじまった市民によるAIDS文化フォーラムは、2011年より「AIDS文化フォーラムin京都」、2013年から「AIDS文化フォーラムin陸前高田」、2016年から「AIDS文化フォーラムin佐賀」、2017年から「AIDS文化フォーラムin名古屋」として毎年開催されています。横浜ではじまったAIDS文化フォーラムが全国に広がっています。

 

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1. 2019年エイズ発生動向 概要(厚生労働省エイズ動向委員会).pdf
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2. 第28回AIDS文化フォーラムin横浜 ちらし.pdf
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この件のお問い合わせ、取材のご依頼は

AIDS文化フォーラムin横浜事務局(横浜YMCA内)

担当:高村(たかむら)・柳原(やなぎはら)

Tel 045-662-3721

横浜YMCA 広報

担当:池田

Tel 045-662-3721